「参考書だけで合格する法」を読んで実践し、大学受験に挑んだ感想

参考書だけで大学に受かることは可能なのか

「学校の授業が無駄に感じる」

「予備校に通うお金がない」

「家の近くに予備校がない」

このように様々な理由で参考書だけで大学に挑もうと考える人が多いでしょう。

けれど、いざ検討しだすと「本当に参考書だけで受かることなんてできるのか…」と不安になることが大半だと思います。

この記事では僕の大学受験の経験をもとに「参考書だけで合格する法」のレビューをしたいと思います。

「参考書だけで合格する法」という本について

僕が参考書だけで大学受験に挑もうと考えたきっかけは「参考書だけで合格する法」という本です。

著者の林尚弘氏は武田塾という授業をしない学習塾の創設者です。生徒には市販の参考書のみを使わせて指導を行なっているようです。

高校生の頃、学校内で圧倒的に落ちこぼれていた僕は「どうにかして逆転できる方法はないか…」ともがいていたのですが、ふと本屋でこの本を手に取り読み始めると「これは…?!」と逆転への重要な鍵を手に入れたような気がしました。

はじめに

みなさんは、授業を受けていて、違和感を覚えたことはないだろうか。
例えば英語の授業中、先生が教科書の英文の全訳を言う。みんなはそれを聞き取りながら必死で写す。
(なんだか無駄なことをしているなあ。先に全訳を配ってくれた方がいいのにな・・・・・・)。
例えば数学の授業中。問題文が黒板に書かれ、よく理解できないまま、解答解説へと進んでいく(黒板を写しながらの説明は頭に入りにくいなあ。一生懸命に写しているけど、断片的にしか授業を聞いていない感じだな・・・・・・)。

これって・・・なんか変・・・。先生は、自分みたいな偏差値の低い受験生にも、本当に力をつけさせようとして、授業を進めているんだろうか?
このような違和感を覚えたあなたは正しい。今やっている、授業中心の勉強法は非効率的であり、無駄であることを直感的に感じとっているからに他ならない。

(中略)

偏差値を上げて、志望大学に合格したいなら、今すぐにでも、「授業は無駄だ!」と決別し、真に効率的で有効な勉強法に移る必要がある。
その勉強法とは、参考書を中心とした「自学自習=独学」である。
本書では、参考書だけを独学でやって入れば、偏差値がたとえ30台だろうと、1年後には、難関大学に合格できる勉強法を紹介している。

(中略)

「誰かに教えてもらわないと勉強ができない」と不安を抱くかもしれないが、その必要はまったくない。参考書さえあれば、誰でもひとりで勉強ができるようになり、偏差値も急激に上げられる。だから、行きたい大学にだって合格できる。
参考書による独学こそ、最速・最高率の勉強法なのだ。
毎日の授業から脱却し、自らの人生を今こそ切り開こう。

冒頭部分だを引用させてもらいましたが、当時高校生だった僕は「おおおおおやベー!」「これはいけるんじゃね?」と思い本を読破した上で「よし、自分も参考書だけで大学受験に挑もう」と考えたのでした。

「授業は無駄だ!」「偏差値を上げたきゃ授業を受けるな!」「予備校神話に騙されてはいけない」などと一見過激な教えがてんこ盛りに見えますが、ちゃんと読むと納得できる内容ばかり。

大学受験を終えてから思い返しても参考書で勉強する方法を選んでよかったなぁと言う感想です。

納得ポイント紹介

僕が高校生当時にこの本を読んで「なるほど!」と思ったポイントを少しだけ紹介します。

書きすぎると著作権的によろしくないので….。

①ライバルと違う勉強法を選択せよ!

他の受験生が知識をつけるペースに比べ、より速いペースで知識をつけなければ偏差値は上がらない。
他の受験生が選択している行動と同じ行動をとり、偏差値が上がるだろうか。繰り返すが、「偏差値」とは「偏った差の値」である。
他の受験生と同じ行動をとって偏るはずがない。
偏差値が低いみなさんに必要なのは、他の受験生よりも圧倒的に効率的な勉強法である。
同じ方法を選択することは、同時に不合格を意味するのである。

落ちこぼれていた僕にとってとても重要なポイントでした。

本を読む前から「このままみんなと同じように学校の勉強をしていても逆転は不可能だ」と勘づいていた僕は改めて思いました。

「周りとは違う方法で勉強しなければいけない」

やはりそれが正解で自分にあった参考書を自分にあったペースでこなしていくことで逆転することができたと思います。

他の人よりも効率的に、最短のルートで成績をあげることができたということです。

②授業料の支払いは「合格しない烙印」

その理由とは、予備校や学習塾は「授業料収入」で成り立っているから、ということである。いい授業を提供し、その授業をしっかりと受講すると成績は伸びるという謳い文句で授業を取らせる。
そして、生徒が授業を取ればとった分だけ儲かるのが予備校なのである。そのため、生徒のレベルに合っていなかろうが、しっかり復習できていまいと関係ないのである。
「そんなことをしていたら、みんなの成績が下がり、合格実績が出なくなってしまうのではないか」と心配する方もいるだろう。そんな心配は無用だ。実はもともと偏差値の高い生徒や進学校の生徒が予備校側から「特待生」として招待されており、授業料無料、もしくは大幅割引された金額で予備校に通っているのである。そのため、合格実績は彼らが出してくれる。

できない生徒が伸びなかろうと、授業を取りすぎて消化不良を起こそうと、予備校側にとっては、全く問題ではない。
むしろ、できない生徒たちが授業の意味のなさに気づき、一冊づつを丁寧に暗記しようと気づいた方が大問題なのである。

(中略)

たくさんの授業を勧められ、高額な授業料を支払い、大量の「わかる」だけが積み重なり、何も「できる」ようにならずに終わる。
気づけばもともとできる生徒たちが合格し、私のようにお金を払うものは合格しないのである。つまり、予備校にお金を払った瞬間、合格しない可能性が高い。

なるほど…。

いや、さすがに予備校のすべての授業が無駄ってわけではないでしょう。笑

僕も予備校が友人に消化不良になるほどの授業を受講させているのをこれまで見てきて嫌気がさしたことがあります。

でも全部が無駄とは流石に言い切れず、予備校の授業をうまく活用して成績をあげることができる人もちゃんといます。

ただ、僕が高校生の時に困ったのが成績の低い僕にあった講座がないということです。

予備校の授業はたいてい高校よりも進度が早いので、落ちこぼれていた僕がついていけるはずもありません。

高校の授業にもついていけていない僕は0からやり直す必要があるのに、それは塾や学校では実現しませんでした。

このような、落ちこぼれた人が自分のレベルよりも高い授業を受けているとますます差が広がるばかりだと思います。

そこで参考書で勉強するという方法がかなり有効になってくるんです。

他に書いてあることをざっくりと

上記の納得ポイントの①、②以外にも受験生にとってとても参考になる内容が満載なのですがそのまま引用させてもらうのはここまでにします。

ここからは他にどんなことが書いてあるのかをざっくり紹介します。

この本の目次は

STEP1参考書だけで合格する法
STEP2「一冊を完璧に」する方法
STEP3学力がぐんぐん伸びる楽しさを実感する
STEP4「自由」と「強制」で勉強を習慣にする

となっています。

STEP1では目次の通り参考書だけで勉強することの有利性を書いています。

参考書だけで合格することが現実的であること、むしろ授業を受けるよりも効率的であることがわかりました。

僕もこの章を読んで参考書だけで勉強することに決めました。

「やっぱり学校や塾の授業を受けないと不安になるな…」という人が参考書だけで勉強し、合格をつかみ取るために背中を押してくれるでしょう。

STEP2では1冊の参考書を完璧にすることの重要性、暗記法の工夫、復習の仕方、記憶力に関して書いています。

参考書だけで合格するための実践的な方法を知ることができます。

参考書だけで合格できるのはその勉強法があっている場合だけです。

正しい勉強法や正しい復習のタイミングを知ることで、独学が失敗に終わることはなくなります。

STEP3では教科別の勉強法を書いています。

僕は全てを書いてあるように勉強したわけではありませんが、それぞれの人にあった勉強法を見つける手助けになるでしょう。

特に苦手科目に関して参考にすると成績の伸び悩みを打開する策が得られるかもしれません。

STEP4ではできる学生とできない学生の違いや、勉強を頑張り続けるためのコツを書いています。

正しい勉強法を知った上でその結果が出やすくなるコツを知ることができます。

真面目だけどなかなか成績が伸びない人がドツボにハマっている状況に気づけるでしょう。

やる気がなかなか出ない人にとっても役立つ内容です。

以上がざっくりですがこの本の内容です。

成績を急上昇させたい人・大逆転合格をしたい人にはぜひオススメしたいです。

なぜこの本の評価が低いのか

アマゾンのレビューをみてみると低評価の数が驚くほど多いです。

なぜだろうと思って詳しくみてみました。

とりあえず武田塾の批判が多い!

低評価のものはこのようなレビューがかなりを占めていました。

武田塾に授業料をかなり支払って成績が上がらなかった人からのクレームがこの本のレビューとすり替えられています。

僕は武田塾が良いか悪いかは知りませんが、武田塾とこの本は関係ないなと思います。

確かに授業しない塾が高い指導料を取るのはどうかと思いますが、その塾があわなかったことはこの本のレビューではないです。

あと注意しなければいけないのは参考書だけで合格するのは決して楽ではないです。

かなりしんどいことではあるけれど、高い効果を発揮できるということです。

また僕が思うに「参考書だけで受かることのできる人はほとんどいない」という人が多いですがそれは少し違っていて、そもそも参考書だけで大学受験にチャレンジする人自体が少ないということ。

参考書だけで勉強するという選択肢がそもそも頭にないんです。

僕は参考書だけで勉強するのは可能性を持った多くの人の視野を広げ、圧倒的に成績を伸ばす秘密兵器だと思っています。

大事なこと

最後に言いたいことを2つ書きます。

1つ目は、このような勉強方法を指南した本・大学受験の戦略の本などは自分が利用するのであってそれに振り回されてはならない、ということです。

全ての人に当てはまる正解の勉強法はないですし東大生の書いた勉強法を真似すれば誰でも簡単に成績が伸びるわけではないです。

この手の本は要所要所で参考にして自分に合うかどうかを試してみて良さそうだったらそのまま継続、自分の肌に合わなさそうだったらまた別の方法を試してみるという試行錯誤が必要です。

この作業がなければ圧倒的に学力を伸ばす自分に最適な方法は見つかりません。またこの作業にはそこそこの時間を要します。

楽して受験を成功させる方法は存在しないので努力は必須であることを忘れないようにしましょう。

2つ目は、参考書などを選ぶときは使っている友達の感想やネットのレビューを参考にするのもいいですが、それは半分以下にとどめておくこと。

自分が実際に使ってみて決めることです。

合わない参考書に使うお金と時間が勿体無いと思うかもしれませんが、結果自分にあったベストな参考書を見つければ十分取り返せます。

ある参考書がネットのレビューや周りの評判は良くても自分には合わないような場合もたくさんあります。

なので自分にあったものかを確かめるには自分で使ってみて判断しましょう。

以上が僕の経験上で大切だと思った2点です。

この記事では参考書だけで合格する法の僕なりのレビューを書きました。

僕もただの一個人なので参考にしてもらう程度で良いですが、参考書だけで合格することは全然可能だと思います。

迷っている人は一度試してみるといいと思います。

勉強や受験に関して何か相談などありましたらこちらからどうぞ。