この記事の目次
受験勉強で最も大切なのは根性ではなく計画性
受験勉強で最も大切なのは才能でも予備校選びでもガッツでもありません。
計画性です。
計画性を身につければ今どんな位置にいる人でも志望校に合格することができます。
医学部でも東大でも、京大でもです。
現役医大生の僕の経験を交えて、スケジュール帳を使って着実に勉強を計画的に進め、合格する方法を解説します。
この勉強法で誰でも好きな大学に行けることを本気で保証します。
勉強できない人は逆算していない
「勉強する気が起きない」「スイッチの入れ方がわからない」「なんとなく頑張れない」という人に共通していることがあります。
それは計画を立てていないということ。
「今日はできるだけ進める」というかんじで勉強をしている人が多いです。
それでは本当に合格できません。
着実に実力を伸ばして合格するには、本番から逆算して計画を立てる必要があります。
逆算して計画を立てる方法
具体的にどのように計画を立てるのかを説明します。
1志望校を決める
まず最初に志望校を決めてください。
できれば学部まで決めましょう。
まだ志望校までは決まっていない、という人もとりあえず具体的に決めます。
こういう人はこのまま勉強すれば普通にうかる、という大学よりも、頑張らなければ無理という大学の方がおすすめです。
2志望校の過去問を引っ張り出す
志望校が決まったら、あなたが今高1でも高2でも赤本を手に入れてください。
今すぐに解けなくとも赤本を手に入れます。
そして各科目、1年分にじっくり目を通します。
高校に入学したばかりならイメージが湧きにくいかもしれませんが、少しでも学校で勉強を進めている人ならば、今の自分と志望校の過去問との差をおおよそ把握することができると思います。
どれくらいの差があるのかを把握できるまでじっくり眺めてください。
3志望校の合格最低点や合格者平均点を調べる
志望校の過去問のレベルがだいたい把握できたら、次に合格最低点、合格者平均点を調べます。
赤本の最初の方に載っています。
これで、自分が受験本番でおおよそ何%得点しなければならないかがわかります。
そのレベルを実感してください。
4志望校の過去問に取り掛かるのに必要なレベルの問題集を探す
志望校の過去問でどれくらい点数が必要かがわかったら、取り組むべき問題集のルートを作り上げます。
ルートは逆算して考えるので、まずは過去問に取り組む一つ前に解く問題集を見つけます。
本屋でいろんな参考書を手にとって、自分が過去問で体感したレベルのものを探すのが一番良いです。
そのほかでは、予備校の合格者体験記や先輩談などで自分の志望校の合格者がどのような問題集を使っていたかもヒントになります。
情報源は様々なところにあります。
5さらに必要な問題集を逆算する
今の自分が、過去問と同程度のレベルの問題集に取り組むのが厳しければ、それよりもやや易しい問題集を見つけます。
それでも厳しければさらに易しい問題集を見つける、という風にして自分が今すぐに取り組むべきレベルまでのルートを作ってください。
自分の受験に必要な科目全てについてこのルート作成をします。
6ルートができれば残り時間で割って、期限を決める
ここまでで、自分が取り組むべき問題集が洗い出されました。
ここで自分に残された時間を考えます。
例えば、今高校2年の春で、受験本番まで残り約2年あり、数学でやるべき問題集が全部で4冊あったとします。
そうすれば平均して1冊あたり半年でこなせば良いことになります。
1冊の問題集を1周して終わると不完全燃焼なので、2周か3周することを考えると、1冊を1周するのに割く時間は2〜3ヶ月とわかります。
さらに、今取り組むべき問題集は200問あるから、これを2ヶ月で1周するには、1週間で30問、1日4問ずつ進めていけば良いことがわかります。
ここが重要で、今日1日ですべき量まで落とし込むことが大切です。
今日すべきことを明確にしてあげることがミソです。
7修正しつつ勉強を進める
問題集が思ったより難しくて、進めるのに時間がかかることもあります。
逆算してルートを作ったものの、多すぎて物理的に無理な場合もあります。
そのようなときには、「物理的には無理じゃないけど、毎日サボらず続けなければいけない」という計画に下げて修正してください。
この修正は受験本番までに何度もすることになると思いますが、自分で考えることで修正が少なくなっていきます。
そんな人も多いと思います。
もちろんそのような人は必要な問題集が減ると思います。
予備校で取り扱う問題と同レベルの問題集は削る、などの工夫をして計画を立てましょう。
以上が計画の立て方です。
受験は計画を立てて、毎日のやるべきことをこなしていくだけです。
勉強が努力という感覚でするのではなく、毎日行う当たり前の作業になってくれば勝ちです。
歯磨きをする、シャワーを浴びる、ご飯を食べる、これらと同じ感覚で偏差値をあげることができます。
今日やるべきことまで落とし込む
計画の立て方で言いましたがもう一度言います。
一番重要なことは、逆算して、今日1日でやるべきことまで落とし込むということです。
「今日は数学のこの問題集を5問、英語のこの問題集を5ページと、英単語100個、物理はこの問題集を3問、化学はこの問題集を5問」
ここまで具体的に言えなければアウトです。
逆に具体的に決まっていれば、今日これをこなすだけです。
ノルマをひたすらこなすという作業になります。
逆に「できるだけ進める」という方法では絶対に勉強できません。
間違い無いです。
なぜウィークリーのスケジュール帳がベストなのか
僕がおすすめするスケジュール帳はウィークリーのものです。
高1から大学4年生になる今まで7年間使っています。
中身はこんなかんじ。
このスケジュール帳のいいところは、
- 1日に書き込める量が多い
- 1週間の予定が見やすい
- 右下には1週間の計画が書ける
というところがあります。
普段の予定ももちろん書いてもらっていいですが、今週1週間、今日1日で何をすべきかも見やすいです。
最初の方には月単位のスケジュールもあるので便利です。
次のような1日単位のデイリー手帳はビジネスマンで使う人が多いですが、学生はウィークリーをおすすめします。
デイリーの手帳だと1時間刻みの予定が書き込めますが、高校生や浪人生ならそんな時間刻みで毎日別の予定が入ることは無いですよね。
勉強の予定を時間刻みで立てるのも面倒で時間が取られてしまうのでウィークリーでざっくり予定を立てるのをおすすめします。
僕が受験生の頃の1ページをお見せします。
書き込みはそんな多くありませんが、いつまでにどの問題集をどれだけ進めるべきかや、模試の予定などが書かれていました。
受験生はウィークリー手帳買っとけ!
僕が受験で成功できたのは間違いなくウィークリー手帳のおかげです。
これがなければ今頃どうなっていたかわかりません。
高校1年生の頃から大学4年になる今まで7年間使い続けている僕が有用性を保証します。
おすすめのスケジュール帳はこちら。
高橋手帳のフェルテNo.4です。
B6サイズで持ち運びもしやすい。
見開きのウィークリーですが開きやすく書き込みやすいのでおすすめです。
さいごに
受験生のあなたもぜひウィークリー手帳を使って、計画性を身につけて、生まれ変わってください。
計画性を手に入れれば受験のみならず、大学に入ってからも、人生を通して必ず役に立ちます。
自分で考えて計画する力をつければ何をするにも無敵。笑
受験生活も長いですが毎日せっせとノルマをこなすだけだと思って気楽にやりましょう。
このブログでは現役医大生の経験から、学校では誰も教えてくれない大学受験の秘訣や戦術・学力を着実に伸ばすための勉強法、を発信しています。
確実に利益のある情報を得られるのでぜひブックマークして読み込んで、自分のものにしてくださいね。
さらに医学部合格につながる情報を発信する無料メールマガジンも配信していますのでこちらからぜひご登録ください!