医学部を目指す浪人生は予備校か宅浪どちらにすべきか?宅浪で合格するための戦略

はじめに

この記事は

  • 宅浪か予備校か決めきれない
  • 宅浪をするときのアドバイスが欲しい
  • 予備校をやめていいか悩んでいる

という人に向けて書いています。

宅浪は成績を飛躍させるための有効な手段ですが、選択するにはなかなか勇気がいると思います。

さらに、いざ宅浪をして後悔してしまう人も結構います。

まず最初に宅浪か予備校どちらを選ぶべきか一緒に考えましょう。

そして、宅浪を選択したのであれば宅浪で成功するための戦略紹介します。

僕自身は浪人が始まってから最初の3ヶ月間は予備校に通って、その後宅浪に切り替えました

両方の事情に詳しいのでそんな僕の経験を踏まえて詳しく書きたいと思います。

浪人生全般へのアドバイスも最後に書いているのでよかったら参考にしてみてください。

自分はもう宅浪をしてるからアドバイスだけ欲しい!という人は目次から飛んでください。

宅浪か予備校どっちがいいの?

宅浪という選択をする人は多くはないと思います。

なぜなら「めったにいないから」

周りに宅浪を選ぶ人がいない中で自分だけ選択するのは多少不安だと思います。

自分が宅浪を選ぶべきなのかどうか検証するためにまずはメリットとデメリットを考えてみましょう。

宅浪のメリット・デメリット

まずは宅浪のメリットから。

僕も以下のメリットを生かして圧倒的スピードで成績を伸ばすことが可能になりました。

宅浪のメリット

①自分にとって一番効率の良い時間の使い方ができる

これが一番大きいです。

予備校では時間割がきっちり決められていて、それにしたがって勉強しなければなりません。

「自分の苦手科目に集中して勉強したい」
「とりあえずこの教科を得意にしたい」

というときには都合が悪いです。

宅浪なら自分で好きなように勉強時間を割り振ることができます

②自分の好きな参考書が使える

予備校ではテキストが配布されます。

授業も当然それを使って進められますし、宿題もそこから出されます。

「難しすぎて授業についていけない」
「簡単すぎるから時間の無駄だ」

テキストの種類も少ないので、こういった状況が起こりやすいです。

宅浪では自分のレベルにきっちり合った参考書を、市販の膨大な選択肢の中から選べます

「何を使って勉強するか」は学力向上の最重要ポイントなのでこのメリットもかなり大きいです。

③自分で考え、自分を客観的に捉え、自分で判断する一生ものの力が身につく

受験勉強はその後の人生にも大きく影響すると思います。

学歴とかいうことではないです。

勉強を通して、自分の能力を上げるノウハウを確立できたらそれは受験が終わっても大きな武器となります。

予備校は、何をやるべきか・スケジュール管理・モチベーションの鼓舞、すべての面倒を見てくれるのでかなり楽です。

しかし、自分で考えて計画して実行し、さらに反省点を見つけて改善するという力は伸びません。

宅浪の場合はすべてが自分に委ねられているので、このような力が着実に養われます。

④ひとりの力で苦難を乗り越えた時の達成感を味わえる

③とかぶるかもしれませんが、自分で考えて計画立ててやり遂げるという経験は大きいです。

「宅浪で大学受かったったわww」と人に言えるのもそうなんですが、もっと大事なことはこの成功体験は受験後もあらゆるときに自分の支えになってくれるということです

自分の力だけで目標に到達するという成功体験です。

受験が終わってその後何かうまくいかなかったり、失敗したときにもこの経験を思い出して自信を取り戻すことができます。

予備校に通って支持されたことを淡々と処理していくという方法では、大学に合格したとしてもこういった成功体験は得ることができません。

⑤人間関係を気にしなくていい

予備校といっても高校生活と大差ありません。

学校行事などがないだけで人間関係に縛られて生活する必要があります。

僕の知り合いにも人間関係に気がとられ、勉強に集中できなくなるケースがありました。

宅浪ならそんなことを気にせずに勉強できます。

向き合うのは自分だけです。

宅浪のメリットまとめ
①自分にとって効率の良い時間の使い方ができる
②自分の好きな参考書が使える
③自分で考え、自分を客観的に捉え、自分で判断する一生ものの力が身につく
④ひとりの力で苦難を乗り越えた時の達成感を味わえる
⑤人間関係を気にしなくていい

宅浪のデメリット

宅浪のメリットを先に書いたので、ここまで読んだ人は

「宅浪サイコーやんけ!一択じゃ!」
「さっさと予備校やめるぞ!」

と思うかもしれません。

しかし宅浪にもデメリット、もっと言うと危険性もあります。

いったん頭を冷やせるようにデメリットも確認していきましょう。

①生活リズムが乱れやすい

朝決まった時間にきちんと起きて、夜更かししない。

気分転換はほどほどにして勉強に集中する。

強制される要素がないとなかなかこれを守るのはしんどいことです。

予備校に通っていると朝は嫌でも起きないといけないし休み時間も決まっています。

一方で宅浪は誘惑も多く、かなり意志が強くないとやり遂げることはできません。

宅浪に失敗する人は、自制できずに遊んでしまうパターンが多いのでこの自由さはかなり危険です。

②やっぱり不安になることもある

自分に確固たる自信がないと淡々と勉強を進めていくことが難しいです。

「今の勉強法あっているの?」
「この問題集で大丈夫かな?」

という気持ちにかられ集中できなくなります。

予備校に通っているということ自体が一種の精神安定剤になってくれます

やはり不安感は宅浪のほうが大きくなるでしょう。

③孤独である

宅浪は孤独です。

起きてから寝るまで家にいるわけなので言葉を交わすのは家族くらい。

男子校出身だった僕が予備校に通い出したとき

「おおおおい!隣の席におなごがおるぞぉおおおおい!!」

と浮かれていたのに気づけば宅浪をしており、言葉を交わす女の子は松屋のおばちゃんのみとなりました。

いきなり異性のことに触れましたが同性の友達こそ大きな存在です。

予備校に通っていたら毎日会って、休憩時間にはおしゃべりをして、励まし支え合うことができます。

宅浪はそのような友達なしで頑張らなければなりません。

④質問する先生がいない

これも宅浪生にとってはかなりのディスアドバンテージになると思います。

先生に質問をしない主義の人は大丈夫です。

しかし、高校や塾で先生に頻繁に質問に行っていた人は、宅浪してどうしてもわからない問題が出てきたときに困ります

予備校生はすぐに質問できる先生がいて、疑問の解決が早いです。

⑤正しい勉強法、教材でない伸び悩む

自分の勉強法に自信があったとしても、それが正しいとは限りません。

独自の道に走って遠回りしてしまう危険性もあります。

また教材も自分にあったものでないとなかなか成績が伸びません。

勉強法も教材も自分の判断にゆだねられているのでこの判断の正確性が問われます

宅浪のデメリットまとめ
①生活リズムが乱れやすい
②やっぱり不安になることもある
③孤独である
④質問する先生がいない
⑤正しい勉強法、教材でない伸び悩む

メリットとデメリットの両方を比較

ここまでの主なメリット・デメリットを読んでよく考えた上で、予備校か宅浪どちらを選ぶか決心がついた人はそれでいいと思います。

予備校なら予備校で、宅浪なら宅浪で全力で頑張りましょう。

この記事のあとのほうに浪人するときのアドバイス・注意点も書いているのでよかったら参考にしてみてください。

さて、じっくり考えてもやっぱり悩む人が多いと思います。

「宅浪もいいと思うけど、やっぱり怖いなぁ」

自信を持って「宅浪で成功してやる!」と言い切れない人です。

ここで宅浪か予備校か自分で決められない人のためにチェック項目を作りました。

この項目に3つ以上当てはまる人は宅浪で失敗して、遊び倒す、もしくは成績が下がる、という事態になると思われます。

とりあえず予備校に通うことをおすすめします。

宅浪危険度をチェック

  • 今まで自分で計画を立てて勉強をしたことがない
  • 高校生のときはほとんどの教科で塾に通っていた
  • 定期テストの成績は常にいいほうだけど模試の成績はたいていイマイチ
  • ゲームをしたり、漫画を読んだら時間を決めていてもそれを過ぎて熱中してしまう
  • 朝に弱く目覚まし時計を何度も止めてしまう
  • 夜更かししがちだ
  • やりたくないことは後回しにする
  • 机の上が常に散らかっている
  • 金遣いが荒い

いくつ当てはまりましたか?

4つ以上当てはまったら宅浪は危険。

予備校に通うのが英断の可能性が高いです。

宅浪のデメリットの解決法

ここまできて宅浪に決めた!という人のために、上で書いた宅浪のデメリット①〜⑤の解決法を紹介します。

宅浪のデメリットは

①生活リズムが乱れやすい
②やっぱり不安になることもある
③孤独である
④質問する先生がいない
⑤正しい勉強法、教材でないと伸び悩む

でした。

それでは順番に解決法を紹介します。

「生活リズムが乱れやすい」の解決法

まず最初に、早寝早起きではなくてよいにせよ、起床時刻と就寝時刻は毎日同じにしましょう

目覚ましは何個もセットすると「まだ寝れる」という気になって余計起きれません。

1回の目覚ましで起きられるよう練習しましょう。

どうしても朝が弱い人は家族に協力してもらって「絶対に起こして!」とお願いします。

2つ目は、夜9時以降はスマホやパソコンなどの電子機器を見ないようにしてください。

電子機器が発するブルーライトは脳を覚醒して寝つきが悪くなるし、眠りが浅くなります。

3つ目に、休憩はタイマーをセットして取るようにしましょう。

時間を決めずに休憩するとダラダラ長引きます。

最後に、分単位で時間をマネジメントしましょう。

そうすることでメリハリのある規則正しい生活が送れます。

「不安になることもある」の解決法

予備校に通っている人も不安です。

宅浪をする自分一人だけが不安なわけではありません。

また、勉強している限り必ず前進しています。

勉強の結果はすぐには成績として出ないので、自分を信じて毎日やるべきことを淡々とこなしていきましょう

自分を褒めてあげることも大事です。

「今日はこれだけ問題を解いたぞ!」
「2ヶ月でこの問題集を終わらしたぞ!」

事あるごとに自分を褒めてあげる事で不安感を減らすことができます。

どうしても自分のやり方に自信が持てないときは予備校の夏期講習や冬季講習など、短い期間の授業を受けてみるというのもありでしょう。

「孤独である」の解決法

中学、高校の友達、幼馴染、LINEで連絡をとるだけでも案外孤独感は解消されます。

たまには気分転換に友達とごはんを食べに行ったりするのもいいでしょう。

家族と話す時間を作るのも大事。

ご飯は一緒に食べて家族とおしゃべりするのも孤独感の解消が可能です。

「質問する先生がいない」の解決法

まず最初に、疑問が出てきて、何度読んでもわからないときは、複数の参考書に目を通してじっくり考えましょう

同じことでも、違う参考書では違う説明のされ方がしています。

違う視点からみることで急に理解できるようになった、というのは良くあることです。

2つ目に、いったんその疑問から離れて寝かせてみるというのも有効な方法です。

一度時間をおいてから見返すと頭の整理がされて理解できることも多いです。

最後に、大学受験レベルの疑問はググったら大抵答えが見つかります

わからないワードをググったらその解説がされているサイトも見つかることが多いです。

わからない問題の文章の一部でググったらその問題そのものが丸ごと解説されているページも結構見つかります。

なぜなら、自分がわからないと思ったことは、大抵他の受験生もつまずくからです。

僕はわからないことは複数の参考書に目を通したあと、ググって解決していました。

「正しい勉強法、教材でないと伸び悩む」の解決法

正しい勉強法は多少人によって違います。

例えば英単語でいえば、ひたすら黙読して覚える人もいれば、音読して覚える人もいるし、書いて覚える人もいます。

ただ一つ言えることは、どんな勉強法であっても最終の行き着く地点が「アウトプットできる」ということです。

すなわち「一から自力で説明できるということ

これが完全な理解をしているかどうかの基準です。

数学であれば問題を一から記述できた上で、思考の過程を説明できる。

英文和訳であれば、文の構造をすべて説明できた上で、全文を和訳し、なぜそのように訳したかを説明できる。

このように「説明できる」というところまでできなければそれは中途半端に終わらせてしまっているということになります。

なので、「説明できるかどうか」ということを心がけて勉強すれば「正しい勉強法」から大きく外れることはないです。

これさえ意識して勉強すれば勉強法に自信を持って良いでしょう。

次に正しい教材の選び方ですが、大まかにいうと「自分の解ける問題3割、解説を読めばわかる問題が4割、解説を読んでも厳しい問題が3割」くらいがちょうどいいレベルです。

簡単すぎても難しすぎても、成長スピードが遅くなります。

特に受験生は難しすぎる教材を選びがちなので、「難しくて全然進まない」「やっていて苦痛」という問題集は選ばないよう気をつけましょう。

志望校によって最終到達目標のレベルは違うと思いますが、まずは自分の現時点での実力にあった問題集を選ぶようにしましょう。

それが早く成績を上げるコツです。

宅浪をするときの注意点・アドバイス

模試を受けることを惜しまない

予備校に通わなくとも、模試は定期的に受けるようにしましょう。

予備校に通っていないと自分の本当の実力がわかりにくいです。

予備校では周りの友達と比較したり、クラス内順位が出たり、定期的に模試を受けさせられます。

そこで自分の立ち位置を把握できます。

しかし、宅浪しながら模試を受けずにいると自分の成績を客観的に評価する機会がないです。

きっちりと他人に採点してもらって、全国のライバルと比較してその後の勉強計画の参考にしましょう。

また、模試はペースメーカーになります。

模試を受けずに勉強していると目標は「受験本番」です。

冬ごろまでは受験本番は遠いことのように感じてだれてしまうことがあります。

模試を受けていれば
「2ヶ月後の模試でB判定を取ろう!」
とか
「次の模試までに数学はこの問題集を終わらそう!」
というような目標設定の仕方ができます。

長期的な目標は意識しずらいですが、模試によって中短期的な目標設定をすることでダレずに頑張ることができます

今から各予備校の模試の日程と申し込み期限を確認して手帳に書き込みましょう。

朝起きたら外に出て太陽の光を浴びる

これは生活リズムを整えることにつながります。

人間の体は陽の光を浴びることできちんと覚醒し、体内時計を整えることができます。

また、太陽の光を浴びることで気分が明るくなるセロトニンという物質が分泌されます。

ずっと自宅にこもっている宅浪生は気分が沈みがちです。

意識的に気をつけましょう。

浪人生全般の注意点・アドバイス

規則正しい生活を送る

「宅浪のデメリット」で生活リズムが乱れやすい、と書きましたがこれは予備校生でも気をつけることです。

予備校に通っていたとしても、高校ほどの縛りがありません。

授業をサボっても注意されることがないですし、授業が終わったら完全に自由です。

予備校生でも自制心を持って生活しないと勉強しなくなります。

恋愛に走らない

僕の周りでは恋愛に走って浪人に失敗する人を何人も見てきました。

恋愛によってモチベーションが上がったり、気力が出てきたりすることもあるのでしょう。

けれど大抵の人が制御できずに恋人との時間をたくさん作って勉強できなくなります。

どちらかというと浪人中は恋愛は控えるのが良いです。

人間関係で揉めるようなことをしない

人間関係の問題で気が散って勉強できなくなる人もたくさん見ました。

受験というストレスの上に人間関係のストレスがのしかかるのはかなりの負担です。

円満な人間関係を気づいて、人を蔑んだり貶めるようなことはしないようにしましょう。

とくにSNSでのトラブルが多いです。

さいごに

浪人生は自由な時間が多いです。

そのぶんきっちりと自己管理できない人はことごとく失敗します。

現役生より1年多いですが、成績が伸びない人も多いのは「時間がたっぷりあるから余裕だ」と思って必死に頑張っていないからです。

絶対に後悔しないよう最後まで気を抜かず全力で頑張りましょう

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