この記事の目次
はじめに
この記事ではセンター試験の地理Bを独学で、効率的に9割に達成する方法を書いています。
もう少し詳しくいうと市販の参考書・問題集のみを使用して、計120時間で9割を達成する方法です。
120時間と聞くと「結構かかるじゃん」と思うかもしれませんが、1日2時間、2ヶ月間の勉強で達成できます。
センター社会の配点が高い大学の志望者や医学部志望者の方はぜひ参考にしてください。
使用する参考書・問題集
まず最初に使用する参考書と問題集をざっと書いておきます。
参考書
- 村瀬の地理Bをはじめからていねいに 系統地理編
- 村瀬の地理Bをはじめからていねいに 地誌編
- 地理B 統計・データの読み方が面白いほどわかる本
問題集
- 大学入試センター試験実戦問題集地理B
- マーク式総合問題集地理B
- 大学入試センター試験過去問題集地理B
- センター試験実戦模試地理B
以上です!
これだけで9割得点可能です。
これらをどう使うか
紹介した参考書・問題集を使った9割得点のための勉強方法を説明します。
①「村瀬の地理Bをはじめからていねいに 系統地理編」と「村瀬の地理Bをはじめからていねいに 地誌編」をざっと2回ずつ読みます。
この参考書は地理の知識が0の人でもわかりやすい説明で、センター試験を解くために基本的な内容が全て理解できます。
地理は暗記科目だと言われますが、センター地理に関しては理解する科目だとわかります。
どのような理解の仕方をすれば良いのかかなり丁寧に解説してくれるので読むのが楽。
ざっと読むだけなら各冊2時間程度しかかかりません。
ちなみに「系統地理編」は地理の全般的な内容を、「地誌編」では国や地域ごとの内容を学びます。
「系統地理編」→「地誌編」の順に読むと理解しやすいです。
②全体的な内容の理解ができたら、各章のまとめの部分を暗記していきます。
まとめの内容は地理Bを解くのに直結する大切な内容なので必ず覚えなければいけません。
どうしても覚えなければならない部分もあるので頑張りましょう。
まず7割くらいを覚えることを目標に頑張ってください。
7割覚えたと思ったら③に移りましょう。
地理は完璧にインプットした後にアウトプットに移るよりも、アウトプットの過程で覚えていくほうが圧倒的に早いです。
③問題集1回分を解いてみましょう。
ここまでくれば問題集を1回分解いてみましょう。
駿台か河合の問題集が標準的なレベルなのでまずはこの2つのどちらかに取り組むのがおすすめです。
「村瀬の地理B」のみで6〜7割程度は得点できることに驚くと思います。
案外9割って近い?と思えたら気持ち的に楽なのでまずここを目標にしましょう。
④「地理B 統計・データの読み方が面白いほどわかる本」をマスターする。
点数をさらに上げるためにはデータを分析して回答を導く問題をマスターしなければいけません。
そのような高得点のカギとなる問題の解き方、観点を身につけられる本がこちら。
解説もわかりやすく、覚えるべきところが明確に書かれているので重宝しました。
「面白いほどわかる」と書いてある類の参考書は過大広告の場合が多いですが、この本に関しては実際に面白いほどわかります。
まずは一通り解いてみて、答え合わせをしてみましょう。
その後データの分析方法を単元ごとに覚えていきます。
この本を一通りやれば8割には届くはずです。
嘘だと思ってここまで試してみてください。
これも7割程度は解説を見ずに解けるようになったと思ったら⑤に移りましょう。
先述したように、地理は解きながらインプットしたほうが効率がいいです。
完璧にしてから問題を解こうとするのではなく、おおよその内容を覚えたと思ったら問題集を解き進めていきましょう。
解いて見直して覚えていくのです。
⑤問題集をひたすら解いて穴を埋めていきます。
上の3冊の参考書でほぼ8割には届いています。
ここから問題をどんどん解いていけば、地理Bは同じような問題ばかりが出題されていることに気づきます。
問題集を1冊でも解けば、9割に到達するビジョンがさらに明確になることでしょう。
残り1割を上乗せするために自分の苦手分野・知識が定着していない分野を、問題集を解くことによって見つけ完璧にしていきます。
よく出る分野に関してはほぼ完璧に正答できるようになっていますが、局所的な地誌の知識などは定着しにくいです。
間違えた問題とその解説だけを写真で撮っておいてことあるごとにまとめて復習するのがおすすめです。
問題集を解く順番ですが、まずは駿台と河合塾の問題集に取り組むことをオススメします。
駿台、河合塾の問題のレベルはセンター試験本番とほぼ同じレベルなので地理の演習を始めたばかりの人は難しすぎず、ちょうどいいです。
駿台と河合の問題集を解き終えたら過去問に手を出してみましょう。
ここまで書いたことをしっかりとできていれば2回に1回は9割を超えるようになっているのではないでしょうか。
地理Bはデータが古くなると問題として成り立たなくなるので、過去問は5年分で十分です。
「過去問は最後まで取っておきたい」という人はそれでいいと思います。
駿台、河合塾の問題集の後はZ会と東進の問題集に取り組みます。
なぜ後回しになったかというと、Z会と東進の問題集はセンター本番よりも圧倒的に難しいからです。
かなりレベルの高い問題がセンター本番よりも高い割合で含まれているので、地理Bを勉強したばかりの人には不向き。
初心者が解くと半分を越えずにモチベーションが下がってしまうかもしれません。
なので十分に力がついてから手を出します。
Z会と東進の問題集で8割を超えることができればセンター本番では9割を超える力は間違いなくあります。
自信を持って本番に臨みましょう。
この2冊を解いていれば本番の問題が簡単に見えてきて心の余裕もできます。
「本番よりも難しいならいいや」と思うかもしれませんが解いておくことをオススメします。
さいごに
9割得点できるということはほぼ完璧だということです。
地理Bは正答率が極端に低い問題も2問程度毎年出題されるので、それを踏まえた上で9割以上得点しようと思ったら基本的な問題でのミスは許されません。
普段の勉強で少しでも不安のある分野があったらその都度「村瀬の地理B」などを見返して復習するようにしましょう。
中途半端なまま放置していると9割の壁を超えることはできません。
問題集を解いた後も復習をきっちりするようにしましょう。
間違えた問題は伸びしろなので放置してはいけません。
解きっぱなしにせずにその都度見直しをして知識の穴を埋めていきましょう。
この単純作業で間違いなく9割を達成できるはずです!
また大事なことなのでもう一度言いますが、ひたすら参考書を読んで覚えるよりも問題を解きながら覚える方が地理Bは圧倒的に早く高得点が取れるようになります。
「参考書はだいたい覚えた」と思ったら問題をどんどん解き進めていきましょう。
アウトプットを早い過程でするのが9割への近道です。
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