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文理選択は自分のやりたいことで決めろ
この記事を読んでいる人はおそらく文理選択で迷っている人だと思います。
まず最初に伝えたいのは、苦手科目の有無で選んではいけない!ということです。
苦手科目があるかどうかは関係ないということをこの記事でわかりやすく説明するのでぜひ最後まで読んでください。
文理選択で人生3割決まる?
例えば「数学が苦手だから医学部を諦める」とか「英語がどうしても無理だから外国語学部は無理だ」とか「理科が苦手だけど配点が高いから志望校を変えよう」とか、めちゃくちゃ多いパターンです。
これって苦手科目で自分のなりたい職業を諦めているとしたら、人生3割どころか5割くらい決まってませんか?
僕の周りにも就職して社会人になった友人や、まだ学生であっても、高校生のときの選択に後悔している人が多いのでこの際じっくり考えて決断を下しましょう。
理系、文系とは何なのかを考えてみよう
まず理系、文系って言葉について考えてみます。
「脳」って言葉をつけると「理系脳」「文系脳」になります。
調べてみると、「理系脳」ってのは物事を理論的に考えたり、理屈で攻めたり、データを用いた論理的思考ができる。
一方で「文系脳」は物事を感情的に捉えて、これまでの経験や記憶を頼りにして、感受性が豊か。
こういう分類の仕方らしい。
まあ想像通りというか一般的な解釈はそうなんだろうけど、果たして受験における「理系」「文系」ってこういうことなのか?
じゃあ「理系」「文系」って何なのか
受験の文理がこういう分類の仕方だとしたら、数学とか理科とかは論理的に考えて解いて、英語とか国語とかはエモーショナルに解いていくってことになる。
違いますよね。
試験の英語や国語を感情で答えるバカはいません。
どんな科目もしっかりと本文に根拠を見つけ出して論理的に考えた上で答えないといけません。
大学受験の科目は全て「文系科目」である
じゃあ理系科目と文系科目の分け方って何なのか改めて考えてみる。
世の中の解釈では
理系科目:数学、理科
文系科目:英語、国語、社会
となってます。
この科目を見てどういった分類かというと
理系科目:数学、理科 → 考える科目
文系科目:英語、国語、社会 → 暗記する科目
と言う人も多いかもしれません。
しかしながら僕が思うに、大学受験の科目は全て「文系科目」になるんです。
数学も理科も暗記
何で数学も理科も文系科目になるかというと、両者が暗記科目だからです。
数学は問題のタイプ別に解法を暗記するのです。
「いや、自分は解法を暗記していないけど解ける!毎回一から考える!」と言う人もいるかもしれません。
しかしながらそれはいったん自分が覚えた解法を記憶から引っ張り出して使っているだけです。
解き方を習って、その流れを覚え、同じような問題を解くことによって暗記しているだけなのです。
「ひらめいたから解けた!」というのも嘘で、自分がそれまでに解いてきた経験からヒントがあったはず。
理科も同じで解き方を覚えているから解けます。
逆に多少の知識だけ聞いて解けるようになったことなんて、どんなに賢い人でもほとんどないはず。
化学の周期表を覚えても、物質の化学式を見せられても、化学反応式すら書けませんよね?

大学受験レベルは全て「暗記科目」であることをまず受け入れる
ということで、大学受験レベルのしょせん答えの用意されているものなんか全て「暗記科目」=「文系科目」です。
この事実を理解しましょう。
そしたら「自分は英語は得意だけど数学は苦手だ」というのは不可解な現象になります。
英語、数学、国語、理科、社会、実質は全て似たような科目だからです。
苦手科目が苦手科目であることの真の原因
「じゃあ実際今自分が数学はできるけど、国語は苦手なのはなんでだよ!」
という訴えをする人がいると思うのでその理由を説明しましょう。
一言でいってしまうと「それほど時間をかけていないから」に尽きます。
苦手科目がある人はもれなく、その科目に十分な時間を使っていません。
数学は得意で国語が苦手な人はセンスではなく、人生を通して数学に使ってきた時間は長めで、国語に使ってきた時間は少なすぎるんです。
科目によって使っている時間に差があれば、それが成績として表れる。
それによって単に時間を使っていないだけの科目に対して、苦手意識、「自分は向いていない」という気持ちが芽生えて、さらにモチベーションが下がりその科目に使う時間が減っていくという仕組みです。
もう一度言います、苦手科目が苦手である理由は単に勉強時間が足りていないからです。
苦手科目で文理選択を余儀無くされることはもうない
高校1、2年生の早い段階で、数学が苦手だから文系に行くとかは本当に判断が早すぎます。
そんなに勉強していないのになんで向いていないと決めつけるんですか?
とりあえず自分の行きたい方を選択して後からじっくり時間をかけて勉強すればいいだけなんです。
苦手科目とかじゃなくて自分の将来や興味のあることベースで文理選択をすることを強くおすすめします。
勉強の取り組み方
以上を踏まえた上でどのように勉強をしていくかですが、全科目同じです。
それは解法を覚えるということ。
100%理解できなかったとしてもとりあえず解法を覚えます。
解放を覚えて似たような問題に対しては同じような解答が書ければOKという基準で勉強を進めていきましょう。
まずは全部を理解しなくともあとあと理解が伴ってくることを僕の経験から保証します。
すぐに勉強を始めよう
何度も言いますが苦手科目というのは存在しません。
時間をかけていないだけです。
自分の夢を叶えるためにじっくりと時間をかけて勉強してみてください。
必ず報われる時が来るので自信を持って迷わず進みましょう。
今日から始めればまだまだ間に合います!